＞オープン前夜

２００５年１月１４日オープン前夜。どたばたと忙しく、
感激に浸っているまもなく、時間だけが過ぎていった。夕方過ぎにはなんとか形になり、
ここまで来てやっと試運転が出来る状態となる。試運転といっても妻がモデルで
たった二人だけで行うもので心もとない・・・。

しかし、驚いたことに、前夜からお祝いの花がどんどんと届き、置く場所がなくなるほどの数となってきた。
妻と、明日届く花もあるのかなと、嬉しい悲鳴を上げていた。
嬉しいことに、身内からだけでなく、お客様からも本当にたくさんの花が届いた。
商売人としてこれに勝る喜びはない。

作業スペースの雰囲気は自分のイメージにピッタリである。
古民家風隠れ家・・・。

センター・カウンターを見る。中央のヘア・カラー剤ストックのクリア・ケースは自作品で旧店舗から持ってきたもの。
この他にも、シャンプー・ボール、イス、エアコン等・・・、使える物は
とにかく使ってコスト・ダウンに努めた。

天井近くには杉の梁がかかる。

受付カウンターも準備は出来た。
左に見える暖簾（のれん）は既製品に「髪」の刺繍をオーダーした。

受付カウンターの天板をお願いした「風樹の塔」で、今度はナラ材でテーブルとベンチも
お願いした。上に並ぶのはオープン前夜に届いた花。

埋め込んだフライたち。どこにあるか探してみてください。

いい感じにスポット・ライトが土壁を照らし出す。

これは旧店舗でも飾っていたフライたち。

古いリールはなぜか土壁とよく合う。

送られてきた花は明日のオープンにも彩りを添えるでしょう。
　　　　　

ご来店の際は一度、トイレにも入って下さい。
落ち着きます。

着付けスペースは普段は建具を外し、着物をディスプレーしてあります。
サロンの一部に畳や障子があるとかなり雰囲気が出ます。

こんな木目の床がお客様をお迎えします。

スタートはゆっくりと・・・、しかし、息は永く。

ご来店頂くお客様にもゆったりとしていただきたいと作り上げました。

この仕事を通して、ただ髪が伸びたから行くというだけでなく、店主とお客さまという枠を越えて

いろいろな方面で長い長い御付き合いをしていただければ幸いです。

どんなおもてなしが出来るか今からとても楽しみです。

Daddy's NEXT STAGE 店舗部分建築記録はここで終わりです。住宅部分はもう少し続きますので、興味のある方は見てください。

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